設立趣旨
特定非営利活動法人
地域ぐるみの子育てをすすめる
ひだまりの会
私たち「地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会」は、1998年、福岡市主催のボランティア講座子育て支援コースの修了生が中心となり発足しました。乳幼児の子育て中の親が、地域の中で気軽に安心して出ていくことができる居場所を提供し、地域で子どもを健やかに育てることを目的として、子育てサロンの開設や、福岡市子どもプラザ事業(城南区子どもプラザ)の運営等を担ってきました。
私たちの活動が、たくさんの方に支持され、地域や行政、そして多くのボランティアと連携しながら、子育て支援事業を長く継続していくためには組織としての運営基盤を強化する必要があることを感じ、2021年、特定非営利活動法人の設立に至りました。
私たちについて
私たちの理念Our philosophy
1「仲間」「生きた情報」「それらと出会える場」を親へ提供すること
子どもの育ちも子育ても、様々な人たちとの関わりを通して促されるもので、家庭の中だけで完結する営みではありません。地域全体から温かいまなざしを注がれることで、親子は豊かに成長できるのです。乳幼児親子が気軽に訪れ、自由に過ごすことができる地域の居場所(子育てコミュニティスペース)や遊び場の提供など、親子が安心して過ごし、ほっとできる環境づくりを行っています。
2「子育ち」「親育ち」「関係育ち」の3つの育ちを大切に支援を行うこと
親子にとって子育ては長きに渡り続きます。私たちが子育てに関わることができる場所も時間も限られています。そのため、家庭と地域の子育ての能力を高め、育児不安や負担を少しでも減らせるよう、親子と関わりを持ちながらも親が主体的に子育てに取り組むことができるよう「3つの育ち」を意識した支援を心がけています。
3エンパワメント(力量形成)となる
支援を行うこと
居場所を通して、親と子の力量形成となる支援を行っていくことを心がけています。親と子がサービスの受け手となるような支援は避け、親と子の力をのばし、ゆるやかな人とのつながりが生まれるような支援内容と方法を実践します。
私たちの組織Team
子育て中の親が主体となって結成されたのが私たち、「地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会」です。実際に子育て中に必要だと感じたことを形にしてきました。
孤立しがちな子育て中の親子が、気軽に利用できる場、遊び場、交流や相談の場、また子育てのモデルを感じ取る場など、地域全体で子育てできるまち作りを目指して活動をしています。
私たちのモットーは「組織は小さくフットワークは軽く」です。
自団体の運営や存続のための活動ではなく、目の前にいる親子を大切に地域の子育て支援拠点としての役割を第一に考えています。
このような「親子が豊かに育つため居心地のよい場所をつくりたい」思いに共感して、結成当初から、さまざまな立場を超えて多彩なメンバーが集まっています。
私たちが培ってきた居場所の中で一緒に子育てしてきたお母さんが仲間に加わり、次の親子を支える、そんな温かな循環が今も続いているチームです。
私たちの歴史History
- 1998年
- ボランティア団体「地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会」の活動を開始
- 1999年
- 福岡市から助成を受け子育てサロンを各地で開設
- 2000年
-
子育てサロンへの開設時のサポート活動を行う
「子育てサロン運営マニュアル」「ひだまり通信」の発行 - 2001年
- 福岡市内の幼稚園で常設の子育てサロンを開設(2003年終了)
- 2003年
-
保健所主催の子育てサロンにスタッフ及び備品提供
「子育てサロンネットワーク」メーリングリスト運営開始 - 2004年
-
福岡市社会福祉協議会「ボランティア等功労者」表彰受賞
福岡市が子どもプラザ事業運営団体を公募
受託団体として採用される
現在に至るまで受託団体として活動している - 2005年
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地域支援活動「屋外型ひろば」を開始
地域の公園で外遊びを始める(子どもプラザ事業) - 2008年
- 厚生労働大臣より「地域社会づくり貢献」として感謝状授与
- 2012年
- 城南区からの依頼を受け、区全域の子育てサロン・サークルに「プレーパーク」と「積み木講座」を出張開催
- 2015年
- 堤公民館の子育てサロンと連携、堤公園にて公園遊び「堤プレーパーク」を展開(子どもプラザ事業)
- 2016年
- すこやか母子未来ネットワーク子育て応援第3回褒章事業優秀賞受賞
- 2017年
- 城南区からの依頼を受け「ふれあい城南フェスティバル」にて「出張ミニ子育て広場」開催
- 2019年
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中村学園大学発達支援センター「保育教育専門講座」講師派遣
中村学園大学教育学部保育士必修科目にメンバーを派遣 - 2020年
-
緊急事態宣言発令により子どもプラザが全館休館
福岡市で初めての「オンライン子どもプラザ」を開始
オンラインでの講座や相談など休館中でも利用できるシステムを構築 - 2021年
- NPO法人設立
- 2022年
- 厚生労働省委託事業 地域の人材による子育て支援活動強化研修(全国子育てひろば実践交流セミナーin 福岡)に協力
活動内容
城南区子どもプラザ運営事業
私たちは、2004年福岡市が子どもプラザ事業を開始してから現在まで「城南区子どもプラザ」の受託団体として運営を続けています。
乳幼児親子がいつでも気軽に訪れ、自由に遊ぶことができる福岡市城南区の子育て支援の拠点の活動を担っています。
子育ての喜びと、より良い子育て文化の発信基地となるよう、これからも親子と共に、子どもプラザをつくっていけたらと願っています。
活動目的
-
1乳幼児親子が気軽に利用できる遊び場の提供
- 親と子が安心して過ごせて、自由に交流できる居心地のよい場所をつくっています。また子どもが人や玩具と十分に関わりをもつことができる環境を整えています。
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2子育て情報の提供
- インスタグラム等のSNSを活用し、日々の子どもプラザの様子や遊び場情報など利用者のニーズに合わせて発信を行っています。
- 妊娠中からの切れ目ない支援を目指して子どもプラザの小冊子を母子手帳交付と一緒に配布しています。
- 子育て情報誌(プラザ通信)を発行し、ホームページの掲載とともに、近隣の施設に配布しています。
- 絵本や育児に関する書籍・雑誌の貸出しを行っています。
-
3子育て講座の企画
- 食事・遊び・発達など、親子の多様なニーズに対応できる講座を実施し、幅広い層の親子の参加を目指します。
- 臨時休館中や、プラザ以外からの親子の参加が可能となるように、オンライン併用のハイブリッド型講座を企画しています。
- 地域へつながるきっかけとして公共の公園を活用し外遊び講座を行っています。
- 子どもの発達に合わせた玩具で遊びの幅を広げるため積み木講座を行っています。
- 子育て支援者の養成・研修のための講座を実施しています。
- 親同士の交流を促すため、ワークショップ形式の託児付交流会を行っています。
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4気軽な子育ての相談
- スタッフはプラザ内に常駐し、利用者が気軽に相談ができる環境作りを行っています。また他機関へ紹介も行っています。
- 臨時休館中も、気軽に相談できるよう、電話、zoomやSNS等のツールを使い親子との交流を毎日実施します。
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5専門家による相談日の開催
- 小児科医師、歯科衛生士・子ども家庭支援センター社会福祉士による相談日を設けています。
- 保健福祉センターとの連携のもと、栄養士・保健師・保育士・児童心理司・子育て支援コンシェルジュによる相談日を設けています。
- 自宅からでもオンラインで個別相談を受けることができます。
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6子育て交流サロン・育児サークルへの支援
- 城南区の子育てサロンや育児サークルへ外遊びや積み木などの出張講座を行っています。
- 城南区の子育てサロンやサークル交流会に参加し、プラザ見学を勧めています。
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7スタッフ及び子育てサポーター(ボランティア)の養成
- 子育て支援ボランティアや学生ボランティア、利用者が子どもと一緒に行うボランティアの募集を行っています。
- 親子で過ごしながら、気軽にボランティアとして活動できるような環境を提供しています。
- 活動するボランティアの意見が反映されるよう定期的に意見交換会を行っています。
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8地域の子育て支援活動
- 子育てサロンと連携し、近隣の公園を活用し外遊び講座を行っています。
- 地域の保育者養成校と連携し、学生が継続的に親子と関わることができる活動を行っています。
- 地域の保育者養成校や幼稚園と連携し、協働で子育て親子講座を開催しています。
- 地域のフェスティバルにて「出張ミニ子どもプラザ」を開催しています。
お問い合わせ
※城南区子どもプラザに関するお問い合わせは、城南区子どもプラザまでお願い致します。なお、営業目的での問合せ送信はご遠慮ください。
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